SNS動画バズ解析レポート

「実は」が伸びた理由と、
次の一本の作り方

あずきとおはぎ / 6匹多頭飼い ・ 40秒 ・ 投稿日 7/30

冒頭カット 中盤カット 窓辺で待つカット クライマックスカット ラストカット

1三媒体トータルの数字

同じ1本の動画を3プラットフォームに出して、いずれも通常回よりはっきり伸びた。

Instagram
21.4万
閲覧数・保存394
TikTok
30.6K
通常の3.1倍
YouTube
6,152
通常+4,152回

2なぜバズったのか ― 5つの要因

インサイトの数字から逆算すると、理由は偶然ではなく再現できるパターンだった。

🔍

「留守番中の猫」という検索ニーズにドンピシャで刺さった

TikTokでこの動画に辿り着いた検索キーワードの上位は「ネコ 留守中」「ネコ お留守番」「猫」「猫 留守番」「猫 留守中にする行動」。この5語で流入の半分以上を占める。

検索クエリ上位5語で合計53.8%(ネコ留守中29.2%+ネコお留守番9.2%+猫7.7%+猫留守番4.6%+猫留守中にする行動3.1%)
🎭

「猫の気持ちを飼い主が代弁する」擬人化ナレーション

猫の映像に対して「不安になってるんです」「信じてるから」「愛おしさがあふれ出た証拠」と、猫の心情をテロップで代弁し続ける構成。動物の可愛さだけでなく感情移入させる作り。

起(不安)→承(健気に待つ)→転(全力ダッシュ)→結(「おかえり」)の4幕構成
🐾

「実は」で始まるカーソリティギャップ

タイトルが結論を言わず「実は」で止まる。続きが気になって最後まで見てしまう、王道の引きの型。

YouTube視聴維持率71.5%が最後まで視聴/平均視聴28秒(通常より14秒増)
🤲

顔ドアップ+手で撫でる画角で「自分が撫でてる感」

画面の70〜80%を猫の顔が占め、撫でる人の手が常に画面内に入る。視聴者が自分ごととして没入しやすい距離感。

全13カット中、顔クローズアップが9割以上
🎵

BGMなし・環境音とテロップだけで成立

TikTokの流入経路で「楽曲」からの流入は0.0%。流行曲頼みではなく、テロップとナレーション的な間の作り方だけで最後まで見せている。次作でも凝った選曲より「間」の設計を優先すべき。

音声トラックは無音区間なし=終始環境音のみ、楽曲経由の流入0.0%

3プラットフォーム別のクセ

同じ動画でも媒体ごとに刺さり方がはっきり違う。ここを知っておくと次の判断が速くなる。

指標IGTTYT
視聴維持率の傾向平均20秒視聴28%(0:02離脱多)71.5%完走
主な流入元リールタブ56.7%おすすめ99.3%ショートフィード97.7%
視聴者の年齢層45〜64歳 70%データなし45〜64歳 56%
新規リーチ比率非フォロワー99.9%新しい視聴者92%新規視聴者91.7%

Instagram:保存されやすい・検討層に強い

保存394件・再投稿87件と「あとで見返す/人に送る」系のアクションが多い。一方でスキップ率28.3%はやや高く、最初の1〜2秒の入りに改善余地あり。

TikTok:入り一発勝負、キーワード流入がある稀有な動画

視聴維持率28%(=0:02で多くが離脱)と入りの離脱は最も厳しいが、それでも通常の3.1倍再生されたのは「検索されて来る」動画だったから。冒頭カットの強化が最優先課題。

YouTubeショート:最も相性が良く、二次利用も発生

視聴維持率71.5%・平均視聴28秒と3媒体で最も完走されている。他クリエイターによるリミックス動画も1件発生(=見て終わりでなく真似したくなる動画だった)。

4動画の解剖:40秒でどう組み立てたか

実際のテロップの流れを時系列で分解。この「型」がそのまま次回のテンプレートになる。

0:00〜 導入(フック)

「留守番中の猫って ドアが閉まった瞬間に」

役割:フック。結論を言わず状況設定だけ提示
導入カット
0:03〜 状況の掘り下げ

「もう帰ってこないのかなって不安になってるんです」「出かける前のバタバタで察して」

役割:感情移入させる(猫の不安を代弁)
0:09〜 健気エピソードの積み上げ①

「少しでいいから撫でてってじっと見つめてる」「あなたが絶対帰ってくるって信じてるから」

役割:健気さの描写を重ねて好感度を積む
0:21〜 健気エピソードの積み上げ②

「寂しくても窓辺で待ち続けてるんです」

役割:切なさのピークを作る
窓辺で待つカット
0:27〜 転換(オチ)

「玄関で足音が聞こえた瞬間に全力ダッシュしてくるのは」「我慢してた『愛おしさ』があふれ出た証拠」

役割:不安→歓喜への感情の反転(動画の山場)
クライマックスカット
0:35〜 締め

「言葉は話せなくても・・・」「その行動のすべてが『おかえり』なんですよね。」

役割:一言でまとめて感動フレーズで着地
締めカット
改善余地: TikTok・Instagramとも冒頭2秒の離脱がやや目立つ(TT維持率28%/IGスキップ率28.3%)。導入カットを「猫がドアをじっと見つめる」など、テロップなしでも一瞬で状況がわかる画に差し替えると初速が伸びる可能性が高い。

5次回作の量産テンプレート

6匹いるので、同じ型に別の猫・別のシチュエーションを当てはめるだけで量産できる。

① 40秒の型(そのまま使える構成)

0:00-0:03 フック(「実は」で状況提示、テロップなしでも伝わる画)
0:03-0:10 不安・我慢など「健気ポイント①」
0:10-0:22 健気ポイント②③(表情の異なるカットを重ねる)
0:22-0:33 感情の反転・クライマックス(一番動きのある瞬間)
0:33-0:40 一言オチ(「その行動が実は〇〇の証拠」)

② 撮影のコツ

・猫の顔を画面の7〜8割まで寄る(スマホを猫の顔の高さに合わせる)
・撫でる手を画面に入れて「自分が撫でている視点」を作る
・薄目・上目遣い・首をかしげるなど「切ない/愛しい」表情の瞬間を長めに回して後から選ぶ
・縦動画・室内の自然光+照明でOK(今回の動画も特別な機材なし)
・BGMは無理に付けなくてよい。テロップとタイミングの間を優先

③ テロップの型(口調ごとコピペ用)

「実は〇〇な猫って、△△の瞬間に」→「実は□□してるんです」→「◇◇でいいから〜って」→「その行動が実は〜の証拠」
体言止め+「〜んです」「〜んですよね」口調で、猫の一人称のような語りにする。

④ 6匹を使ったネタ案

留守番/お迎え帰宅時に真っ先に来る子と来ない子の違い
多頭飼い関係性実は一番構ってほしいのは態度がそっけない子
序列・順位実はご飯の順番でわかる仲の良さ
新入りと先住実は威嚇してるように見えて実は気にしてる証拠
ごはん前後実はお腹が空いた時にしかしないしぐさ
寝床選び実は安心できる人の隣でしか見せない寝方
兄弟猫実はケンカに見えて実は遊びに誘ってるサイン
留守番中実は一番寂しがりな子の窓辺ルーティン

6投稿の型(今回そのまま効いたもの)

あずきとおはぎ様専用 バズ解析レポート / データ出所:Instagram・TikTok・YouTubeの各インサイト画面(2026-08-27時点)